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David Sylvianプロデュース映像作品『Amplified Gesture』に加え、新たに本人がナレーションを加えたイントロダクション・フィルム(世界初公開)を日本語字幕付きで上映決定!(2010.10-11)

ヴォーカルはもとより、作詞・作曲、プロデュース、演奏を手がけ、音楽を表現媒体として活動してきたアーティスト、デヴィッド・シルヴィアンによる約6年ぶりの新作アルバム‘Manafon(マナフォン)’。いま最も注目されるラップトップ・アーティスト、クリスチャン・フェネス、アヴァン音楽集団AMMのジョン・ティルバリー、デレク・ベイリーの盟友エヴァン・パーカー、そして日本を代表する即興音楽家たち、大友良英、中村としまる、Sachiko Mらの即興演奏を世界各地で録音し、それらを再構築。さらにその上にシルヴィアン自身が詩情溢れるヴォーカルを重ねて制作した意欲作です。
このアルバムの制作に伴い、映像監督フィル・ホプキンスが参加ミュージシャンへのインタビューを撮影。‘Amplified Gesture’というタイトルのフィルムに仕上げました。即興音楽シーンの開拓者や牽引役であるアーティストたちの魅力的で啓発的なインタビューを通じて、音楽あるいは即興演奏に対する彼らの哲学とその実践をひも解いていきます。数量限定のManafon特別版にのみ納められている本作が、日本語字幕付きで劇場上映されることになりました!
音楽の本質といった深いテーマを孕んだ「即興音楽」。ポピュラー音楽の世界とも行き来するシルヴィアン自身が、本アルバムの制作から多くのことを学んだと言います。即興音楽家たちの真摯な言葉で綴られた本作の上映は、音楽ファンにとっても見逃せない機会となることでしょう。

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デヴィッド・シルヴィアン プロデュース
「Amplified Gesture」  監督:フィル・ホプキンス


監督・編集:フィル・ホプキンス
出演:大友良英、中村としまる、クリスチャン・フェネス、キース・ロウ、エディ・プレヴォスト、Sachiko M、 エヴァン・パーカー、ジョン・ティルバリー、ヴェルナー・ダフェルデッカー、ミッチェル・ムーサー、ジョン・ブッチャー
プロデューサー:エイドリアン・モロイ(Opium (Arts) Ltd. )
エグゼクティヴ・プロデューサー:デヴィッド・シルヴィアン
音楽:デヴィッド・シルヴィアン‘Manafon’より
56分 16:9 HDデータ 2009年
© samadhisound

イントロダクション・フィルム for Amplified Gesture
「a man of no significance」by デヴィッド・シルヴィアン


It was an effort to forge something new from an unlikely coalition or collision of backgrounds and disciplines. By David Sylvian

それは異なる背景や分野同士の、起こりそうもない融合や衝突から、新たなものを創り出す試みだった。
―デヴィッド・シルヴィアン


「Amplified Gesture」にはシルヴィアン本人は登場しませんが、新たに自身のナレーションを加えたイントロダクション・フィルムを制作。日本での上映が世界初公開となります!

出演:デヴィッド・シルヴィアン
撮影・編集:デヴィッド・シルヴィアン
7分30秒  2010年
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上映企画:Opium (Arts) Ltd./ エピファニーワークス
配給:エピファニーワークス
協力:P-Vine Records

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Phil Hopkins フィル・ホプキンス
炭酸飲料を運ぶトラックがやってくるのが1週間の中のハイライトであるような、人里離れたウェールズの村に生まれ育つ。
エンジニア、DJ、音楽教師を経て、イングランド南部のオックフォードシャーでCMやミュージックビデオ、ドキュメンタリーなどを制作する小さなスタジオを営んでいる。デヴィッド・シルヴィアンのレーベル’samadhisound’からの依頼により、即興音楽をテーマに制作された「Amplified Gesture」は、彼の初の長編ドキュメンタリー作品である。
最近では、2009年のマーキュリー賞にノミネートされたSweet Billy Pilgrimのシングル曲’Kalypso’ミュージックビデオの演出を手掛ける。 音楽と映像両方への情熱を結合させ、次世代を担うイギリスのレーベル’4AD’の映画に現在取り組んでいる。

David Sylvian デヴィッド・シルヴィアン
1976年、ミック・カーン、リチャード・バルビエリ、そして実弟のスティーヴ・ジャンセンと共にニュー・ウェイブ・ポップバンド「ジャパン」を結成。1978年、ロブ・ディーンをメンバーに加えて、アルバム『果てしなき反抗』をリリースしてデビューした。1982年、ジャパン解散後、ソロに転向。以降ソロアルバムはもとより、坂本龍一やロバート・フリップ等とのコラボレーション作品を数多く発表している。
シルヴィアンはまた唯一無二ともいえる魅力を持つボーカリストであると同時に、優れたリリシスト/コンポーザーでもある。ソロに転向してからは電子音楽やアンビエントなどに通じる世界観を追求し始め、インストゥルメンタル音楽も数多く手掛けるようになった。
2003年にスティーヴ・ジャンセンと共にレーベル「samadhisound」を立ち上げ、音楽への探究をさらに深めた作品を相次いでリリース。また、質の高いアーティストの作品をプロデュースしている。

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◎東京
2010年10月29日(金)〜30日(土) 21:00
吉祥寺バウスシアター tel.0422-22-3555
料金:1,800円|学生1,500円|会員・シニア1,200円
* スペシャル・トーク
ナビゲーター:國崎晋(サウンド&レコーディングマガジン編集長)
29日ゲスト:高木正勝 www.takagimasakatsu.com
30日ゲスト:中村としまる www.japanimprov.com/tnakamura/
* ご予約方法
エピファニーワークスまで電話(03-3448-0745:平日12:00〜20:00)またはメール(info@epiphanyworks.net)にてお申し込み下さい。メールの場合、お名前、ご希望日、ご希望枚数、ご連絡先電話番号をご記載ください。
先着順(定員になり次第締切)。

*ご予約受付は両日分ともに28日(木)22時で終了となります。
当日券については劇場にお問合せください。(tel.0422-22-3555)


◎大阪
2010年11月6日(土)〜19日(金) レイトショウ
シネ・ヌーヴォ tel.06-6582-1416
料金:1,200円|会員・シニア1,000円

◎札幌
2010年11月26日(金)21:00(予定)
  *11/16には時間確定。劇場にお問い合わせ下さい。
シアター・キノ tel.011-231-9355
協力:カルティヴェート