高木正勝がトークイベントに出演します。(2012.2.4)

2006年よりパリ・ルーヴル美術館とDNP大日本印刷の共同プロジェクトとしてスタートした[ルーヴル-DNP ミュージアムラボ]。多様な技術や手法を活用しながら、より一層豊かな視点を持って美術鑑賞を楽しむためのプロジェクトとして展開しています。現在、第8回展「来世のための供物展 古代エジプト美術から読み解く永遠の生への思い」を開催中。その関連イベントに高木正勝が出演します。
縄文考古学者の小林達雄氏とご一緒し、「儀式と伝承」をテーマに、その媒介としての「音」との関わりの中で、古今東西の「見えないもの」の世界へと想像をめぐらせます。
また、フリーペーパー「感覚をひらくvol.4」にも高木のインタビュー記事が掲載されます(1/23より全国美術館等にて配布予定)。

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展覧会とトークショウをセットで楽しむ第8回展関連イベント
「感覚をひらく」 イベント vol.2
『妄想で愉しむ儀式と伝承、そして音』

-目に見えないものとのかかわりについて-

小林達雄(考古学者)×高木正勝(映像作家/音楽家)

2012年2月4日(土)
トークショウ:14:30〜16:00+第8回展特別鑑賞会16:00〜閉館18:00

ルーヴル ‐ DNP ミュージアムラボ
東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
・「五反田駅」徒歩6分
http://www.museumlab.jp/visit/

お申込み方法:
https://museumlab.jp/CGI/isp/lecture/reserve.cgi?lectureid=0000226

アクティビティ情報
http://museumlab.jp/activity/current/kankaku20120204.html

フリーペーパー「感覚をひらく」
http://www.museumlab.jp/sense/vol38/

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小林達雄(こばやし たつお)
1937年新潟県生まれ。文化庁文化財調査官などを経て85年、國學院大學教授。縄文人の世界観から土器文様を読み解くなど従来にない視点から問題提起を続ける縄文研究の第一人者。新潟県立歴史博物館名誉館長。著書に『日本原始美術大系I 縄文土器』(講談社)『縄文文化の研究』全10巻(編著、雄山閣)『縄文土器大観』全4巻(編著、小学館)『縄文土器の研究』(小学館)『縄文人の世界』(朝日新聞社)などがある。


内務の長サケルティのステラ
紀元前1970年‐紀元前1900年頃
石灰岩、彩色
ルーヴル美術館、古代エジプト美術部門
2011 Musee du Louvre / Christian Decamps

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第8回展「来世のための供物展 古代エジプト美術から読み解く永遠の生への思い」
永遠に生き続けたい──そう願った古代エジプト人にとって来世でも現世と同じように食事をし、渇きを癒やすことは最も重要な事柄でした。
そのためには本物の食べ物や飲み物を墓前に奉納する必要があります。また、それらを絵に描いたり文字で表現したものも呪術の力によって永遠に存在する供物となり、本物と同じ効果を持つとしたのです。
ルーヴル - DNPミュージアムラボ第8回展「来世のための供物展 古代エジプト美術から読み解く永遠の生への思い」で展示される作品は、そうした葬礼に関する古代エジプト人の考え方を現代に伝えるものです。
会場では王家に仕えたサケルティという高官のためのステラ(石碑)を中心に、独自に開発した映像装置を使って、当時の巡礼地の様子を俯瞰したり、供物を奉納する儀式に参加することができます。さまざまな角度から古代エジプトの世界を解読していくうちに、エジプト美術に込められた呪術の力が今も効力を発揮しているのを感じていただけることでしょう。   ー ルーヴル - DNPミュージアムラボ サイトより

ルーブル-DNP ミュージアムラボ
http://museumlab.jp/