映画「スケッチ・オブ・ミャーク」上映始まりました。

沖縄県宮古諸島には、沖縄民謡と異なる知られざる唄があります。それは、厳しい島での暮らしや神への信仰などから生まれた「アーグ」と「神歌」。音楽家の久保田麻琴氏が、島でそれら貴重な唄に出会ったことに始まり、その唄を生んだ人々の暮らしを追うなかで、失われようとしている根源的な自然への怖れと生きることへの希望を見出したドキュメンタリー映画が作られました。監督の大西功一氏は、秘められた島の神事を追い、生活と信仰と唄がひとつだった時代を記憶する最後の世代である老人達を温かく見守りながら、かつての島の暮らしをスクリーンに鮮やかに浮かび上がらせました。
第64回ロカルノ国際映画祭「批評家週間賞 審査員スペシャルメンション2011」を受賞した本作、いよいよ日本での上映がスタートしました。

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スケッチ・オブ・ミャーク
Sketch of Myahk
製作・監督・撮影・録音・編集:大西功一
原案・監修・整音:久保田麻琴
2011年/日本/カラー/HD/ステレオ/104分 ©Koichi Onishi 2011
東京都写真美術館ホール、吉祥寺バウスシアター他、全国順次公開中!
公式サイト>> http://sketchesofmyahk.com/index.html