Studio IS

『swiss flats/ 神谷徹 2004』
20×20×3cm 
顔料、膠、アクリル絵の具・綿布、パネル


2004年夏の個展で発表された新作。グラデーションをベースに、絵画を成り立たせるもう一つの要素である「線」が描かれる。コンセプチュアルな側面もあるが、美しい色面と線画の組み合わせはとてもポップ。また、パネルの側面が鋭角にカットされていて、正面から見ると平面性がより強調され、横から見ると彫刻的な「物」としての存在感があり、同時に2つの見え方が成立している。パネルのカット、目地の荒い麻布ではなく綿布を張り、目地と絵の具の乗り具合を見ながら下地材をサンドペーパーで研いでゆく。これらも全て作家自身の仕事である。絵画の下には作家それぞれのこうした工程が隠されている。

税込70,000円 

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